上関原発・中間貯蔵施設私的まとめ

アラ還おやじが素人なりに学習した記録です。

関西電力の事情

関西電力、35年末までに使用済み核燃料を県外搬出

関西電力がまた、その場しのぎの無理な約束をしたんじゃないか。 そんな気にさせるニュースが報じられています。関西電力が8月29日、福井県に対し、遅くとも2035年末までに使用済み核燃料の県外搬出を開始する内容を含む報告資料を提出しました。 関西電力に…

使用済み核燃料の県外搬出に向けた新ロードマップを、福井県知事が「実効性がある」とした件

福井県の杉本達治知事が3月24日、関西電力の使用済み核燃料を県外に搬出するロードマップ(工程表)について、「実効性がある」と判断したと、報道されています。 使用済み核燃料、福井県知事が関電の県外搬出へ向けた新工程表を容認 関電社長と経済産業相に…

関西電力のロードマップ見直しと上関

関西電力が2月13日、使用済み核燃料対策のロードマップを見直し、福井県の杉本知事に報告しました。各メディアが報じていますが、以下に福井新聞の記事のリンクを貼っておきます。 使用済み核燃料工程表見直しの概要判明 2028年度から青森に198トン搬出 関西…

関西電力の乾式貯蔵施設=継ぎはぎだらけの計画

2月3日、原子力規制委員会が、関西電力が計画する使用済み核燃料の乾式貯蔵施設の設置に向けた現地調査を行ったそうです。福井新聞が伝えています。 関西電力計画の乾式貯蔵施設、初の現地調査 原子力規制委が大飯原発周辺の安全状況確認 福井県おおい町 | …

関西電力が年度内に工程表見直し、できなければ40年超の原発3基「運転せず」

関西電力の森望社長が9月5日、福井県の杉本達治知事と面談。今年度末までに新たな工程表を提示すると約束したそうです。期限内に実効性のある計画を提示できない場合は「(40年超運転の)美浜3号機、高浜1、2号機の運転は実施しないという不退転の覚悟で臨む…

関西電力の事情;福井県との約束

関西電力には、中間貯蔵施設の候補地を早急に定めなければならない事情が二つあります。

約束(1)2010年までに・・・

栗田知事の要請を受ける形で、関西電力の秋山喜久社長(当時)は翌1998年、「2010年までに中間貯蔵施設を県外で操業する」と言及したものの、実現できませんでした。

約束(2)2018年中に・・・

その後2017年、関西電力の岩根茂樹社長(当時)は、大飯原発3号機4号機の再稼働の同意を県から取り付ける過程で、中間貯蔵施設の候補地を2018年中に定めることを約束せざるを得なくなりました。 が、それも果たせず、同年12月に岩根社長は西川一誠知事(当時…

約束(3)2020年末を念頭に・・・

再度の約束の期限が近づく2020年10月、西川氏後継の杉本達治知事が、候補地の年内報告を要請、40年超の老朽原発3基の再稼働に同意する前提だと言及します。 関西電力は困惑したに違いありません。

約束(4)2023年末を最終の期限に・・・

むつ市の中間貯蔵施設共用化案が暗礁に乗り上げる中、関西電力の森本社長は2021年2月12日、福井県の杉本達治に面会し、使用済み核燃料の県外搬出先について「2023年末を最終の期限に取り組む」と表明しました。

フランス再処理施設への一部搬出計画

2023年6月12日、関西電力の森望社長が福井県庁を訪れ、高浜原発から出たMOX燃料などをフランスで再処理する計画を伝えました。計画では、再処理される量が全体の5%ほどだそうです。にもかかわらず森社長は、

関西電力から見た上関での中間貯蔵施設建設計画

関西電力から見たら、上関への中間貯蔵施設建設計画はこのような流れから浮上しています。あくまで候補地の一つといった位置付けになるでしょう。

関西電力、使用済燃料対策のロードマップ

関西電力は2023年10月10日、「使用済燃料対策のロードマップ」(PDF)と題する文書を公表しました。 これには、

関西電力、原発敷地内に乾式貯蔵施設設置へ

関西電力は2024年2月8日、福井県内にある3カ所(高浜・大飯・美浜)の各発電所全てに、使用済み核燃料の乾式貯蔵施設を建設する方針を福井県に伝えました。

上関は福井の原発の消費地?

上関に中間貯蔵施設問題が持ち上がったのち、福井県の杉本知事が8月31日の定例会見で、上関町について「県内の原発から恩恵を受ける消費地」という認識を示したとFBC福井放送(記事リンク切れ)が伝えています。