上関原発・中間貯蔵施設私的まとめ

アラ還おやじが素人なりに学習した記録です。

むつと上関

むつ市の中間貯蔵施設がついに動き出しそうだ、というニュースが、先日伝えられました。このブログでも触れています

上関の先行事例として、むつ市の動きを注視する人は多いと思います。本当に一時保管だけで済むのか。核燃料サイクルが行き詰まる現状を考えると、結局は最終処分場になりはしないか。地元の人たちが抱く不安や疑問も、むつと上関で変わりはありません。

以下リンクの東京新聞の記事は、それに加えて、大都市圏が過疎地へ負担を押し付ける構造にまで言及した優れた内容になっています。

「核のごみ」は青森・むつ市へ、生まれた電力は首都圏へ…使用済み核燃料の「中間貯蔵」が始まろうとしている:東京新聞 TOKYO Web

 

東京を中心とする首都圏への電力供給のため、新潟県柏崎市刈羽町に原発が押し付けられる。柏崎刈羽原発で保管しきれない使用済み核燃料は、むつ市に押し付けられる。

記事は、このような大都市から過疎へ負担を押し付ける構図を、新潟市議の言葉を借りて「二重、三重のおぞましい構造」と呼んでいます。

上関も同様です。

京阪の大都市圏への電力供給のため、福井県原発が押し付けられる。福井県で保管できない使用済み核燃料は、上関町に押し付けられる。

構図は全く同じです。

もし上関に中間貯蔵施設や原発ができてしまったら、どうなるか。そのうち、第二再処理工場を上関で、、、などという話まで飛び出してくるかもしれません。戦慄を覚えます。

8月2日は、中国電力が上関町に中間貯蔵施設建設に向けた調査を申し入れた日です。あれから1年。立ち止まって考え直す、いい機会ではないでしょうか。