上関原発・中間貯蔵施設私的まとめ

アラ還おやじが素人なりに学習した記録です。

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

2023年8月26日、伴英幸氏の講演会

使用済み核燃料の中間貯蔵施設について、賛成するにしても反対するにしても、この話はきちんと押さえたうえで意思決定してほしい。 そう思わせてくれる内容の講演会が、2023年8月26日に開かれました。

注目点(1)必要な施設群;伴英幸氏の講演会より

2023年8月26日の.講演会での伴英幸氏のお話を、コンパクトにまとめたような動画から、必要な施設群についてのお話の部分をご紹介します。

注目点(2)日本原燃の港;伴英幸氏の講演会より

2023年8月26日の講演会での伴英幸氏のお話を、コンパクトにまとめたような動画から、日本原燃の港についてのお話の部分をご紹介します。

注目点(3)使用済燃料の輸送船;伴英幸氏の講演会より

2023年8月26日の講演会での伴英幸氏のお話を、コンパクトにまとめたような動画から、使用済燃料の輸送船についてのお話の部分をご紹介します。

注目点(4)専用道路が不可欠;伴英幸氏の講演会より

2023年8月26日の講演会での伴英幸氏のお話を、コンパクトにまとめたような動画から、専用道路についてのお話の部分をご紹介します。

注目点(5)むつ市にある中間貯蔵施設;伴英幸氏の講演会より

2023年8月26日の講演会での伴英幸氏のお話を、コンパクトにまとめたような動画から、中間貯蔵施設がどのようなものか、むつ市の施設を例にしたお話の部分をご紹介します。

注目点(6)上関に当てはめると、例えば;伴英幸氏の講演会より

2023年8月26日の講演会での伴英幸氏のお話を、コンパクトにまとめたような動画から、上関に当てはめた場合に予想されることについてのお話の部分をご紹介します。

推進派の講演会より

推進派も2023年10月29日、講演会を開きました。講師は東京工業大学特任教授・北海道大学名誉教授の奈良林直氏です。主催は「上関町青壮年連絡協議会」という名称の団体だそうです。

上関町議会による事前視察

多くの人が上関の中間貯蔵施設の建設計画について耳にしたのは、2023年8月1日の一斉報道のときだったはずです。ところがその数年前には、中間貯蔵施設建設に向けた動きが水面下で進んでいたことが、いくつかの報道で明らかになってきました。

上関町議会の全員協議会(通称「秘密会議」)

上関町議会の全員協議会(通称「秘密会議」)は、2019年3月7日から2023年8月8日まで計10回、非公開で開かれています。

融和か即断か

あくまでブログ主の印象に過ぎませんが、中国新聞による一連の報道や事実関係の経過を見ると、

中国電力と関西電力の遺恨? 電力カルテル問題

中国電力が関西電力と共同開発に踏み切ったことに関して、2023年8月3日の中国新聞が、原発事業にかかわるメーカー関係者の話として、次のように伝えています。

中国電力側の事情

因縁のある関西電力との共同開発に踏み切る理由。中国電力側の事情としては、コスト減に尽きると、中国新聞が報じています。

関西電力側の事情

関西電力側のメリットとしては、他の電力会社と比べても逼迫の度合いが大きいと言われる使用済み核燃料の保管について、一つの解決策となりうる点です。

黒幕は経済産業省? 事実関係のおさらい

上関町に使用済み核燃料の中間貯蔵施設を建設する。突然沸き上がったこの計画の背後では、どうも国(経済産業省)が糸を引いているんじゃないか。そう疑わせるような動きが散見されます。まずは事実関係を時系列で整理します。

黒幕は経済産業省? ブログ主の推測

別記事で大雑把に整理した事実関係から、ブログ主なりに推察したことを述べたいと思います。

関西電力の事情;福井県との約束

関西電力には、中間貯蔵施設の候補地を早急に定めなければならない事情が二つあります。

約束(1)2010年までに・・・

栗田知事の要請を受ける形で、関西電力の秋山喜久社長(当時)は翌1998年、「2010年までに中間貯蔵施設を県外で操業する」と言及したものの、実現できませんでした。

約束(2)2018年中に・・・

その後2017年、関西電力の岩根茂樹社長(当時)は、大飯原発3号機4号機の再稼働の同意を県から取り付ける過程で、中間貯蔵施設の候補地を2018年中に定める約束せざるを得なくなりました。 が、それも果たせず、同年12月に岩根社長は西川一誠知事(当時)に謝…

約束(3)2020年末を念頭に・・・

再度の約束の期限が近づく2020年10月、西川氏後継の杉本達治知事が、候補地の年内報告を要請、40年超の老朽原発3基の再稼働に同意する前提だと言及します。 関西電力は困惑したに違いありません。

約束(4)2023年末を最終の期限に・・・

むつ市の中間貯蔵施設共用化案が暗礁に乗り上げる中、関西電力の森本社長は2021年2月12日、福井県の杉本達治に面会し、使用済み核燃料の県外搬出先について「2023年末を最終の期限に取り組む」と表明しました。

フランス再処理施設への一部搬出計画

2023年6月12日、関西電力の森望社長が福井県庁を訪れ、高浜原発から出たMOX燃料などをフランスで再処理する計画を伝えました。計画では、再処理される量が全体の5%ほどだそうです。にもかかわらず森社長は、

関西電力から見た上関での中間貯蔵施設建設計画

関西電力から見たら、上関への中間貯蔵施設建設計画はこのような流れから浮上しています。あくまで候補地の一つといった位置付けになるでしょう。

関西電力、使用済燃料対策のロードマップ

関西電力は2023年10月10日、「使用済燃料対策のロードマップ」(PDF)と題する文書を公表しました。 これには、

関西電力、原発敷地内に乾式貯蔵施設設置へ

関西電力は2024年2月8日、福井県内にある3カ所(高浜・大飯・美浜)の各発電所全てに、使用済み核燃料の乾式貯蔵施設を建設する方針を福井県に伝えました。

上関は福井の原発の消費地?

上関に中間貯蔵施設問題が持ち上がったのち、福井県の杉本知事が8月31日の定例会見で、上関町について「県内の原発から恩恵を受ける消費地」という認識を示したとFBC福井放送(記事リンク切れ)が伝えています。

核燃料サイクルとは

核燃料サイクルとは、原発で一度使った核燃料を再処理・再利用する一連の流れをいいます。

核燃料サイクルの実際

まず、核燃料サイクルがうまく回るためには、再処理工場が順調に稼働することが必須です。ところがその再処理工場が、現状ではうまくいっていないようなのです。

核燃料サイクルと高速増殖炉

核燃料サイクルといえば高速増殖炉、と連想する方も多いと思いますが、

周辺自治体などの反応

上関に使用済み核燃料の中間貯蔵施設を作る。そのための調査を始める。寝耳に水だったのは、上関町の周辺に位置する自治体にとっても同じでした。 以下、周辺自治体の反応を、中国新聞や地元テレビなどの報道を中心にまとめました。大方が「懸念」や「注視」…