上関原発・中間貯蔵施設私的まとめ

アラ還おやじが素人なりに学習した記録です。

伊予灘で小さな地震

9月8日16時ごろ、伊予灘で小さな地震が発生しました。震源は、上関原発建設予定地と伊方原発の中間くらいです。 地震情報 2024年09月08日 16時04分頃発生 最大震度:1 震源地:伊予灘 - 日本気象協会 tenki.jp 6日前の9月2日には、愛媛県中予地方でも同規模…

関西電力が年度内に工程表見直し、できなければ40年超の原発3基「運転せず」

関西電力の森望社長が9月5日、福井県の杉本達治知事と面談。今年度末までに新たな工程表を提示すると約束したそうです。期限内に実効性のある計画を提示できない場合は「(40年超運転の)美浜3号機、高浜1、2号機の運転は実施しないという不退転の覚悟で臨む…

事業の確実な実施が著しく困難となった場合

前記事の続きです。 事業実施困難の場合、覚書には、RTFが「使用済燃料の施設外への搬出を含め、速やかに必要かつ適切な措置を講ずる」と書いてあります。しかし、施設外といってもそれがどこなのか、記載がありません。 ここで、「使用済燃料中間貯蔵事…

むつ市中間貯蔵施設についての安全協定など全文

8月9日に締結された、使用済み核燃料の中間貯蔵施設についての安全協定などの全文が、むつ市のHPで公開されました。 リサイクル燃料備蓄センター周辺地域の安全確保及び環境保全に関する協定書 リサイクル燃料備蓄センター周辺地域の安全確保及び環境保全…

六ケ所村の再処理工場、完成また延期

日本原燃は、今年9月末までとしていた六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場の完成を、2026年度末頃までに延期する方針を固めたそうです。延期はこれで27回目だそうです。 青森・六ヶ所村の使用済み核燃料再処理工場、完成は26年度末に…着工31年・27回目…

むつ市中間貯蔵施設、安全協定を締結

報道によると、青森むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設について、青森県とむつ市、関連事業者3社が、安全協定を締結したとのことです。協定には、周辺地域住民の安全確保と環境保全を目的に自治体の権利と事業者であるリサイクル燃料貯蔵株式会社(RTF…

中間貯蔵施設の建設に環境アセスを

日本生態学会の自然保護専門委員会が、中間貯蔵施設の建設計画作成に際し、環境アセスメントを実施するよう中国電力に求める内容の要望書を、国に提出したそうです。 中国新聞 山口県上関町の中間貯蔵施設、環境アセスメント実施を 日本生態学会、国に中電へ…

むつと上関

むつ市の中間貯蔵施設がついに動き出しそうだ、というニュースが、先日伝えられました。このブログでも触れています。 上関の先行事例として、むつ市の動きを注視する人は多いと思います。本当に一時保管だけで済むのか。核燃料サイクルが行き詰まる現状を考…

中間貯蔵施設、青森県が受け入れ表明

青森県の宮下宗一郎知事が7月29日、使用済み核燃料の中間貯蔵施設について、県とむつ市、運営事業者(リサイクル燃料貯蔵(株)以下RFT)の3者で安全協定を締結する意向を明かしました。青森県が中間貯蔵施設の受け入れを表明したことになります。 使用済…

上関町民の意思

中国新聞が7月24日付の紙面で、使用済み核燃料の中間貯蔵施設について、上関町民を対象にしたアンケート結果を報じています。 www.chugoku-np.co.jp www.chugoku-np.co.jp ※リンク先は、会員限定コンテンツの場合があります。

計画地周辺の自然環境

2024年7月8日、瀬戸内海の環境保全に取り組む「環瀬戸内海会議」という市民団体が、上関の使用済み核燃料中間貯蔵施設の建設計画に伴う港湾建設などを禁止するよう、山口県に求めたと報道されました。(KRY山口放送、TYSテレビ山口) 報道をまとめると…

未来構想会議の提言

未来構想会議という団体が、いわゆる「核のごみ」について、最終処分までの間、中長期的に保管する施設を原発の地下に作るべき、という提言をまとめたそうです。共同通信が伝えています(2024年7月1日配信)。 核のごみ、原発地下に保管を 最終処分実現まで…

上関町の財政は厳しいのか? シンポジウムより

2024年6月22日、表題の学習会が上関町文化総合センターで開かれ、ブログ主も参加しました。講師は、山崎隆敏氏。家業の越前和紙販売の経営や越前市議、関西学院大非常勤講師を歴任された方で、福井県で長く原発の問題に取り組んでこられたそうです。 話しぶ…

2023年8月26日、伴英幸氏の講演会

使用済み核燃料の中間貯蔵施設について、賛成するにしても反対するにしても、この話はきちんと押さえたうえで意思決定してほしい。 そう思わせてくれる内容の講演会が、2023年8月26日に開かれました。

注目点(1)必要な施設群;伴英幸氏の講演会より

2023年8月26日の.講演会での伴英幸氏のお話を、コンパクトにまとめたような動画から、必要な施設群についてのお話の部分をご紹介します。

注目点(2)日本原燃の港;伴英幸氏の講演会より

2023年8月26日の講演会での伴英幸氏のお話を、コンパクトにまとめたような動画から、日本原燃の港についてのお話の部分をご紹介します。

注目点(3)使用済燃料の輸送船;伴英幸氏の講演会より

2023年8月26日の講演会での伴英幸氏のお話を、コンパクトにまとめたような動画から、使用済燃料の輸送船についてのお話の部分をご紹介します。

注目点(4)専用道路が不可欠;伴英幸氏の講演会より

2023年8月26日の講演会での伴英幸氏のお話を、コンパクトにまとめたような動画から、専用道路についてのお話の部分をご紹介します。

注目点(5)むつ市にある中間貯蔵施設;伴英幸氏の講演会より

2023年8月26日の講演会での伴英幸氏のお話を、コンパクトにまとめたような動画から、中間貯蔵施設がどのようなものか、むつ市の施設を例にしたお話の部分をご紹介します。

注目点(6)上関に当てはめると、例えば;伴英幸氏の講演会より

2023年8月26日の講演会での伴英幸氏のお話を、コンパクトにまとめたような動画から、上関に当てはめた場合に予想されることについてのお話の部分をご紹介します。

推進派の講演会より

推進派も2023年10月29日、講演会を開きました。講師は東京工業大学特任教授・北海道大学名誉教授の奈良林直氏です。主催は「上関町青壮年連絡協議会」という名称の団体だそうです。

上関町議会による事前視察

多くの人が上関の中間貯蔵施設の建設計画について耳にしたのは、2023年8月1日の一斉報道のときだったはずです。ところがその数年前には、中間貯蔵施設建設に向けた動きが水面下で進んでいたことが、いくつかの報道で明らかになってきました。

上関町議会の全員協議会(通称「秘密会議」)

上関町議会の全員協議会(通称「秘密会議」)は、2019年3月7日から2023年8月8日まで計10回、非公開で開かれています。

融和か即断か

あくまでブログ主の印象に過ぎませんが、中国新聞による一連の報道や事実関係の経過を見ると、

中国電力と関西電力の遺恨? 電力カルテル問題

中国電力が関西電力と共同開発に踏み切ったことに関して、2023年8月3日の中国新聞が、原発事業にかかわるメーカー関係者の話として、次のように伝えています。

中国電力側の事情

因縁のある関西電力との共同開発に踏み切る理由。中国電力側の事情としては、コスト減に尽きると、中国新聞が報じています。

関西電力側の事情

関西電力側のメリットとしては、他の電力会社と比べても逼迫の度合いが大きいと言われる使用済み核燃料の保管について、一つの解決策となりうる点です。

黒幕は経済産業省? 事実関係のおさらい

上関町に使用済み核燃料の中間貯蔵施設を建設する。突然沸き上がったこの計画の背後では、どうも国(経済産業省)が糸を引いているんじゃないか。そう疑わせるような動きが散見されます。まずは事実関係を時系列で整理します。

黒幕は経済産業省? ブログ主の推測

別記事で大雑把に整理した事実関係から、ブログ主なりに推察したことを述べたいと思います。

関西電力の事情;福井県との約束

関西電力には、中間貯蔵施設の候補地を早急に定めなければならない事情が二つあります。