上関原発・中間貯蔵施設私的まとめ

アラ還おやじが素人なりに学習した記録です。

上関町議会による事前視察

多くの人が上関の中間貯蔵施設の建設計画について耳にしたのは、2023年8月1日の一斉報道のときだったはずです。ところがその数年前には、中間貯蔵施設建設に向けた動きが水面下で進んでいたことが、いくつかの報道で明らかになってきました。

 

2023年8月1日配信の毎日新聞(現在は有料記事)では、上関町議会が21年11月に青森県むつ市議会などを、22年5月と11月に茨城県東海村の使用済燃料を保管する原発施設を視察していたことが伝えられています。

また同年8月23日配信の東京新聞では、もともと、中間貯蔵施設の話が持ち上がったのは、前任の柏原重海町長時代の2019年だったことが報じられています。同紙によると、複数の町政関係者の話として、前町長は施設による分断を懸念し、「議員の全員一致でなければ公にしない」と非公式に約束していたそうです。

同年12月24日かの中国新聞(会員限定コンテンツ)は、上関町への情報公開請求で得た資料を基に、秘密会議の内容について詳細を明らかにしました。同日から6回に分け、「山口県上関町「秘密会議」議事録」と題して特集記事を連載しています。

それらをもとに、おおよその事実関係を別記事でまとめます。